
こころ
新潮文庫 新潮文庫
夏目 漱石
2004年3月31日
新潮社
473円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。
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(無題)
メモ死んだ 【中田敦彦のYoutube大学】 ・『時代のけじめ』がメインではない気がしますが、テーマの一つになっているのは気づきませんでした。歴史の知識が昏いため、新たな知見という感じがします。康平さんがハマりそうな解説だと思いました。 ・個人的には30分でそれを解説してしまおうという試み自体がムリがあるというか、「鮪のトロの部分だけ美味しいですよ」って宣伝している感じがして、(半可通を振りかざすようですが)もっとあるやろメインテーマという気分でした。 ・中田敦彦が言った通り、現代人に理解できるのは(軽く言えば)恋愛あるあるですが、その時代からそれが存在しているというのがすごいんだと思います。『こころ』の時代にそのシチュエーションがあるあるならロングセラーにはなっていないわけで、これはシチュエーションのパイオニアだと思います(このシチュエーションをあるあるにしたのは後の時代に続く我々なので、我々の見方が「あるあるだなあ」となるのは当然というか、受け継がれなかった「道徳」とは別に、受け継がれた「文化」とも言えると思いました)。 ・『こころ』は文学で初めて読んだので、文学というジャンルそのものが歴史背景と強いつながりがあるのかも、とも思いました(ただ、それなら現代作家が令和の時代背景をそんなに尊重して作品作っているかと疑問は残りますが)。
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(無題)
精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。高校生のときにしばらく流行った言葉でした。 そのときと書かれている言葉は変わらないはずなのに、印象は全く違いました。 誰にでも起こりうる三角関係の中で、Kと先生のこころの動きを切実に描写していた。 人物の心の葛藤やせめぎ合い、駆け引き、親友と思っていたからこそ感じる裏切りへの激しい謝罪と後悔の念。 それを背負うつらさ。耐えられるか分からない。 Kの死、先生の死は死ぬ理由が判然としないし、現代では理解できないかもしれないが、なんとなくわかる気がする。 終始、気品と遊び心のある文体で気持ちよく読めました。 ハイパー教養人である漱石先生のガチモードの文体でした
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あの頃読んだ名著をプレイバック
中学の国語の授業でその一部を読んだのはもう10年以上も前のことだが、改めて読んでみると教科書がいかに授業のために抜粋されていたか、先生の心情を理解するには前置きが足りなすぎたかがわかる。本書は、前半が人間を疑って生きているという闇が垣間見得る先生、この人物には一体どんな過去があったのかと読み手の気持ちを掻き立てることに特化した前置きパート。そして後半は、伯父から裏切られた過去と妻を得たことと引き換えに、親友を自殺させてしまった過去があったことが明らかになるパートに分けられる。人間の複雑な心情を生々しく描いており、感想を言葉にするのが難しいのだが、この複雑さが100年以上も読まれる所以なのだろう。
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Hayabusa
先生なんで死んだ?
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
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