蒼き狼
新潮文庫 いー7-13 新潮文庫
井上 靖
1964年6月29日
新潮社
935円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
遊牧民の一部族の首長の子として生れた鉄木真(テムジン)=成吉思汗(チンギスカン)は、他民族と激しい闘争をくり返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及ぶ遠征を企てる。六十五歳で没するまで、ひたすら敵を求め、侵略と掠奪を続けた彼のあくなき征服欲はどこから来るのか?-アジアの生んだ一代の英雄が史上空前の大帝国を築き上げるまでの波瀾に満ちた生涯を描く雄編。
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平成28年で93刷、発行は昭和39年とすでに50年以上前に発売されたものをここまで重版されているのは凄いの一言。 読んでみればその重版数も納得。 チンギス・ハーンの生涯を余すとこなく描いている。 欲をいえば鉄木真、成吉思汗など慣れてしまえば気にはならないが、読み始めはちょっと気になるところでしょうか。 父親エスガイ、息子ジュチとの割りきれない気持ち、葛藤もうまく描かれている。 時代は違うものの、自分が読んだ中では鈴木輝一郎の織田信長と信忠、本願寺顕如と教如との関係性を彷彿とさせる。 それと、400ページほどでユーラシア大陸を駆け抜けたチンギス・ハーンの一生をまとめているため、チンギス以外の人物の描かれがうすいのも少し残念なところ。 四駿四狗の面々もだいぶ偏りがありますし。 とはいえ、そのあたりは重箱の隅をつつく程度であり、全体としては満足です。
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