銀杏散りやまず
新潮文庫
辻邦生
1995年6月1日
新潮社
691円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
すべてを棄てて文学に打ち込んできた自分の半生は、父が大切に思い慈しんできたものを黙殺するものであったー。父の死から受けた哀切な心の痛みは、父、そして一族の歴史を辿る旅へと著者を駆り立てる。熱い想いに呼応するかのように次々と現れる関連古文書。資料を読み解きながら、想像豊かに祖先の喜怒哀楽を再現する。古代から現代へ、甲州を舞台に繰り広げられる歴史絵巻。
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