
新編 銀河鉄道の夜
新潮文庫 みー2-5 新潮文庫
宮沢 賢治
2012年4月30日
新潮社
539円(税込)
絵本・児童書・図鑑 / 小説・エッセイ / 文庫
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。
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たきひろ
(無題)
初めて宮沢賢治の作品をちゃんと読んだ。想像以上に暗く幻想的な作品でとても重い。重いけど読むのはつらくなく、夜外を眺めながら読むとより作品に浸って読むことができる。中でもビジテリアン大祭は宮沢賢治のしっかりとしたさまざまな文章のまとめかたに感心する。宮沢賢治の幻想的作風といった印象に違った面を見せてくれる貴重な一篇。
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