残りの雪
新潮文庫
立原正秋
1980年7月31日
新潮社
859円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
夫は、なぜ失踪したのか?理由なき別れに苦しみ、無為不安の日をおくる里子に一条の愛の光が射しこむー坂西浩平、40代の会社社長で、骨董の目利きでもある男との出会いである。妻子を捨てた夫と、年上の女との情事が日々うつろなものに変っていくのとは対照的に、二人の愛は古都鎌倉の四季の移ろいの中で、激しく美しく燃え上がった。男女の宿命的な愛を鮮烈に映す長編小説。
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