退屈な迷宮
「北朝鮮」とは何だったのか
新潮文庫
関川夏央
1996年4月1日
新潮社
691円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
最初の旅では、「宗教的聖地」平壌の威容に驚き果てた。二度目は、マスゲームに象徴される集団主義に痛ましさを感じ、三度目には、変化なき単調さに退屈を覚えた-。’87年以来三度の北朝鮮旅行を終え、常識人の眼で確かめた迷宮の運命を報告。さらに、韓国、中国、日本との歴史的関係を逆照射する。「戦後日本」を検証する鏡であった「朝鮮半島」を徹底解読した教養ノンフィクション。
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