星への旅改版

新潮文庫

吉村昭

2013年10月31日

新潮社

693円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

平穏な日々の内に次第に瀰漫する倦怠と無力感。そこから脱け出ようとしながら、ふと呟かれた死という言葉の奇妙な熱っぽさの中で、集団自殺を企てる少年たち。その無動機の遊戯性に裏づけられた死を、冷徹かつ即物的手法で、詩的美に昇華した太宰賞受賞の表題作。他に『鉄橋』『少女架刑』など、しなやかなロマンティシズムとそれを突き破る堅固な現実との出会いに結実した佳品全6編。

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Readeeユーザー

(無題)

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4.6 2017年06月17日

凄い本に会ってしまった。 1話目、人に言ってもわかってもらえないだろう、でも確かに感じる自分の能力を試したくなる魔の瞬間を見事に切り取っている。読書でなければこの輪郭はなぞれないだろう。 久しぶりに重厚な内容の短編を読んだ、と思っていたら、熊嵐の作者だった。なるほど。 最後になるにつれ、現実の重さを突きつけられ、暗い気持ちになってくる。読みにくいわけではないが、重い本だ。

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