羆嵐

新潮文庫 よー5-13 新潮文庫

吉村 昭

2013年11月30日

新潮社

693円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現!日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音…。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。

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みんなのレビュー (4)

たきひろ

(無題)

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3.5 2024年06月20日

初めからひどく暗い展開で不安感MAX。事件も起こり絶望が溢れる中、銀次郎の登場で展開がガラリと変わる。最後はやはり少し寂しい感じで終わるがそこはドキュメンタリーのリアリティもあって納得するも、安堵も満足感もなくただただ熊は恐ろしいという気持ちだけ残った。良作品。

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Tojo Hiroyuki

(無題)

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3.8 2022年02月23日

読み応えあり。ぐいぐい引き込まれる。 地域や時代にも想いを馳せ、面白かった。

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opan

(無題)

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4.3 2021年05月31日

森の中に潜む羆の描写が本当に怖い。 そして、それを倒そうと翻弄される人間たちが本当に愚か。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.6 2020年06月30日

状況説明が多くてザザッと読んじゃったけど、リアルでとてもゾッとする話でした。 骨や肉を噛み砕く音、遺体をおとりにしよう、そんな一文が恐怖を覚えました。

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