(霊媒の話より)題未定
安部公房初期短編集
新潮文庫
安部 公房
2024年3月28日
新潮社
825円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのかーー。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁ーS・カルマ氏の犯罪」に繫がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。
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