
花神 上
新潮文庫 しー9-17 新潮文庫
司馬 遼太郎
2002年6月30日
新潮社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
周防の村医から一転して討幕軍の総司令官となり、維新の渦中で非業の死をとげたわが国近代兵制の創始者大村益次郎の波瀾の生涯を描く長編。動乱への胎動をはじめた時世をよそに、緒方洪庵の適塾で蘭学の修養を積んでいた村田蔵六(のちの大村益次郎)は、時代の求めるままに蘭学の才能を買われ、宇和島藩から幕府、そして郷里の長州藩へととりたてられ、歴史の激流にのめりこんでゆく。
みんなの評価(27)
starstarstar読みたい
12
未読
10
読書中
2
既読
113
未指定
132
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (6)
(無題)
~備忘録~ ★勝手に引き続き歴史・時代小説フェア中(笑)司馬遼太郎への評価の低い私(そもそもこの系統を読まない@笑)に、その道に詳しい同級生が勧めてくれた「花神」&「酔って候」(同時代の作品)。大村益次郎(村田蔵六)が主人公ということで、宇和島藩もイネも二宮敬作も出てきて身近だし、幕末のオールスターが登場するので、維新周辺の詳細を知りたい欲望を動かされ楽しめた。あぁ、歴史時代小説というのは、史実&魅力的な人物とストーリー展開をベースに、人の知りたい欲望を刺激するジャンルなのだなと改めて。 ☆ちなみに、数年前「坊っちゃん劇場」で、イネと蔵六を主人公にしたミュージカル「幕末ガール」で開催された句会ライブで、蔵六が亡くなる場面によせて次男が「日本という船秋へ出航す」と詠んだのだが、「花神」のクライマックスで蔵六がイネに「この船は、闇夜も進んでいるのだなぁ」という場面があって何だかゾワゾワした。
全部を表示ー部を表示いいね0件
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
Readeeユーザー
(無題)
~備忘録~ ★勝手に引き続き歴史・時代小説フェア中(笑)司馬遼太郎への評価の低い私(そもそもこの系統を読まない@笑)に、その道に詳しい同級生が勧めてくれた「花神」&「酔って候」(同時代の作品)。大村益次郎(村田蔵六)が主人公ということで、宇和島藩もイネも二宮敬作も出てきて身近だし、幕末のオールスターが登場するので、維新周辺の詳細を知りたい欲望を動かされ楽しめた。あぁ、歴史時代小説というのは、史実&魅力的な人物とストーリー展開をベースに、人の知りたい欲望を刺激するジャンルなのだなと改めて。 ☆ちなみに、数年前「坊っちゃん劇場」で、イネと蔵六を主人公にしたミュージカル「幕末ガール」で開催された句会ライブで、蔵六が亡くなる場面によせて次男が「日本という船秋へ出航す」と詠んだのだが、「花神」のクライマックスで蔵六がイネに「この船は、闇夜も進んでいるのだなぁ」という場面があって何だかゾワゾワした。
全部を表示
いいね0件