赤い月(下巻)
新潮文庫
なかにし礼
2003年12月31日
新潮社
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
栄華の絶頂から一転、奈落の底へ。頼りにしていた夫との再会も束の間、夫・勇太郎は強制労働の果てに病で命を落としてしまう。すべてを失い、夫の屍を乗り越え、食うや食わずで二人の子供を守る母・波子。そんなとき、密かに思いを寄せていた男・氷室の消息が聞こえてきた。再会に胸躍らせる波子だが、彼女の前に現れたのは、阿片に身体を蝕まれた廃人同然の男だったー。
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cayuyaya
(無題)
この表紙よ。 常盤貴子よ。 えー、これは、小樽から満州へ渡った森田一家の物語です。 なかにし礼さんの実体験を元にしたお話らしく、牡丹江から哈爾濱への避難の旅は妙にリアル。 ドラマは見てないけど、頭の中で綺麗に映像になる文章で、とても読みやすく面白かったです。 満州という国は何だったの? 関東軍と日本軍の違いは? ソ連とロシア帝国の違いは? この時代の作品を読めば読むほど頭の中が混乱します。 カオス。常盤貴子。 この表紙が恥ずかしい。
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