チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

新潮文庫

塩野 七生

2013年2月28日

新潮社

781円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

十五世紀末イタリア。群立する都市国家を統一し、自らの王国とする野望を抱いた一人の若者がいた。その名はチェーザレ・ボルジア。法王の庶子として教会勢力を操り、政略結婚によって得たフランス王の援助を背景に、ヨーロッパを騒乱の渦に巻き込んだ。目的のためなら手段を選ばず、ルネサンス期を生き急ぐように駆け抜けた青春は、いかなる結末をみたのか。塩野文学初期の傑作。

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstar 3.0 2022年05月15日

イタリア統一前16世紀初頭の野心家チェーザレボルジア の人生が描いています。歴史小説として大変読みやすいのですが、私自身は父親でローマ教皇であったアレクサンデル6世の庇護を受けながら勢力を伸ばしたチェーザレに感情移入 できませんでした。同じ著者のローマ人の物語で描かれるカエサル と比べてしまうからかもしれません。

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