皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻

新潮文庫

塩野 七生

2019年12月25日

新潮社

1,045円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に一人の男子が生まれた。少年は両親をはやくに失い、絶大な権力をもつ法王の後見を受けたが、帝位に登り、広大な領土を手中にすると、法王との関係が緊張。法王に十字軍遠征を約束するが、剣ではなく交渉を選んだことでますます反感を買い、ついには破門に処されてしまう…。生涯を反逆者として過ごした中世を代表する男の傑作評伝。

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圭三

塩野さんが書きたかった人物に興味

starstarstarstar 4.0 2020年02月23日

塩野さんの本は好き。書き手の「好き」が伝わってくる。西洋史のキリスト教が絡むあたりはあまり好きではなくて敬遠していたけど、塩野さんが前から書きたかった人物の本という事で買ってみた。読んでて楽しくなるのはさすが。

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Eugene

イタリア物の塩野さん

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3.7 2020年02月18日

2014年だったと思うが、この作品が上梓された時、あまり読みたいと言う欲望は、湧かなかった。 塩野さんの徹底的なイタリア物への追求に対し、少々、食傷気味になっていたのかもしれぬ。 「ローマ人の物語」の大規模な構想に圧倒されたこともある。 稀有壮大な方だが、時々、疲れる。 本音。 さて、個人的には、塩野さんの中で(勿論、イタリア物)は、最初に読んだ「海の都の物語(ヴェネチア)」が、印象的だが、「チェザーレ・ボルジア・・・」や、今回のフリードリヒⅡや、マキャベリ、etc.の個人物が、気に入っている。 まずは、ここまで。残りは、下巻の時に記そう。 Eugene

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