知ろうとすること。
新潮文庫
早野龍五 / 糸井重里
2014年9月29日
新潮社
473円(税込)
科学・技術 / 文庫
福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の陰膳調査や子どもたちの内部被ばく測定装置開発など、誠実な計測と分析を重ね、国内外に発表。その姿勢を尊敬し、自らの指針とした糸井重里が、放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。未来に求められる「こころのありよう」とは。文庫オリジナル。
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ちまき
正しい情報の選択方法
新型コロナウイルスの流行で様々な情報が飛び交い、一体どれを信じたらいいのか分からなくなり、もう一度読み直した。 福島での原発事故と今回のウイルスでは原因などは違うものの、生活にいちばん身近なSNSでどのように正しい情報を取捨選択するべきか改めて勉強になった。 時間のない方は、糸井重里氏の「あとがきのあとがき」を読むだけでも十分得るものがあると思う。 本編である原発やセシウム、ウランのことなど、早野龍五先生の説明が非常にシンプルで分かりやすいので、科学的思考が全くできない私でも興味深く読み進められた。
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