岬へ
海峡青春篇
新潮文庫
伊集院静
2002年9月30日
新潮社
924円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
なつかしい故郷を離れて、東京の大学へ進学した英雄を、過酷な運命が待ち受けていた。変わり果てた旧友との再会、父と「高木の家」への訣別、初めての狂おしい恋、そして荒海に消えた弟・正雄。別れの痛みを背負ってひとり旅立ち、最果ての岬にたどりついた英雄を、海潮音が包みこむ…。人の絆の重みと生きることの意味を熾裂に問いかけた自伝的長編「海峡」三部作、ついに完結。
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(無題)
伊集院静(イジュウインシズカ) 昭和25(1950)年、山口県生れ。立教大学文学部日本文学科卒業。平成3年、「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。4年、「受け月」で第107回直木賞受賞。6年、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞、14年、「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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