
最後の恋
つまり、自分史上最高の恋。
新潮文庫 新潮文庫
阿川 佐和子 / 角田 光代 / 沢村 凜 / 柴田 よしき / 谷村 志穂 / 乃南 アサ
2008年12月31日
新潮社
737円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
もはや、少年少女が出会うような、初々しい恋じゃない。変わらない恋心なんてない、そんなのとっくに知っている。だけど…。大人になっても「こんなの初めて」ってあったんだ。すれ違いや別れをくり返してきた彼らだけが知る、「最初で最後」のかけがえのない瞬間たち。8人の作家が描き出す、経験してきたすべての恋を肯定したくなる珠玉のアンソロジー。最後の恋、それはつまり、自分史上最高の恋。
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(無題)
最後の恋というテーマを与えられた作家は、こうも様々な物語を紡ぎ出せるのか、その創造力にはただただ感心してしまいます。 ところで最後の恋と聞いて最初に思い浮かんだのが、ドイツの文豪ゲーテが74歳のときに19歳の女性に求婚した話でした。地位と名声を手に入れ、すでに孫もいる大作家ゲーテの片思いです。この片思いから美しい詩の数々が生まれたと思えば、それも良かったんじゃないのと思います。正直にいいますと、ゲーテのエピソードが思い浮かんだのは、僕にもまだ最後の恋が残されているのではないか、と不遜にも思ったからなんです。 本書を読んでみると、僕の幻想は物の見事に打ち砕かれました。この本に登場する最後の恋を経験する主人公は、断然若いんですもの。作者が女流という事からか、30歳代後半に最後の恋をするという設定が多いようです。柴田よしきは「最後の恋。これで最後、 そらは、ラスト、という意味じゃなくて、ベスト、という意味なんだ。今、好きな人。いま、好きになった人、そのひとのことが、今までで1番好き。そういう意味なんだ。だったらあたし、これが最後の恋でいい」と主人公に言わせています。 最後の恋MENSという本もあるらしいので、それも読んで見たい物です。
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Readeeユーザー
(無題)
作家によって、同じテーマでも切り口や描写が全然違くて、それぞれの個性を感じて楽しかった。 苦しい、淡い、甘い…恋にまつわる様々な想いを味わうことができて、とても良かった。
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