はしからはしまで

みとや・お瑛仕入帖

新潮文庫

梶 よう子

2021年9月29日

新潮社

737円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

看板娘のお瑛と兄の長太郎が営む三十八文店の「みとや」。のんきで憎めない兄が仕入れる品々は、毎度ちょいとした騒動を巻きおこす。その日も長太郎は、仕入れの荷も解かずに、笑顔で出掛けていったのだが…。残された板紅や水晶に込められた優しい想いとは。かけがえのない思い出と喪失を胸に、それでもお瑛は生きていく。兄と始めた、小さいけれど大切なこの店で。シリーズ第三弾の六編。

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