豪姫

新潮文庫

富士正晴

1991年4月1日

新潮社

385円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

利休自害の後、秀吉から茶頭に任じられた反骨の大名茶人・古田織部の鬱を散じてくれたのは、前田利家の四女で剛毅奔放の美女・豪姫と、根っからの自由人である庭番ウスの存在だった。めまぐるしく変転する政情のもと、三人は思わぬ運命をたどるが、その鮮やかな生きざまは、ひときわ異彩を放った。現代人の心に風穴をあける、雄渾闊達な戦国歴史絵巻。

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