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もこりゅう
佐々木譲の第二次世界大戦三部作の最初の作品
日本が迷走し始めた第二次世界大戦初期、1939年、日独伊三国軍事同盟締結。少し前、イギリス侵攻時に航空兵力の違いを見せ付けられたドイツ軍は、日本の最新鋭機「タイプ・ゼロ」の噂を耳にする。ライセンス生産を検討するため、三国軍事同盟調印時、秘密裏に日本から二機の新鋭機を輸送することとなるが、その方法は日本からベルリンまで「空輸」による方法だった。 佐々木譲の第二次世界大戦三部作の最初の作品(以前、「太平洋戦争三部作」って書いたけど、年代的に第二次世界大戦三部作だね)。「ストックホルムの密使」より、娯楽性は劣るが、冒険・浪漫小説としては上を行く作品になっている。また、前述の作品にも登場するキャラクターたちの若かりし頃の様子も描かれており、年代記として作品を楽しむこともできる。3作あわせて、第二次世界大戦オペラといってもよいかもしれない(とはいってもまだ2作目の「エトロフ発緊急電」読んでないけども)。この3部作をうまいこと映像化すれば、スター・ウォーズもこえられるんじゃないか。 当時の世界情勢や零戦のスペック、開発秘話などが小説を盛りたて、まるでほんとにこの事実があったかとも錯覚するような描き方が読む意欲をそそる。しかし、戦争ってほんと、勢いとか流れみたいなところがあって、その被害をこうむるのは民間人という感じだよなぁ。でもその勢い、流れに飲み込まれると、感覚が麻痺してしまうんだから怖い。やっぱり歴史って、繰り返さないためにも「知っておく」のが重要だなぁ。
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