
深夜特急6
南ヨーロッパ・ロンドン
新潮文庫
沢木 耕太郎
2020年8月28日
新潮社
737円(税込)
小説・エッセイ / 旅行・留学・アウトドア / 文庫
イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが──。 Being on the road ──ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全 6 巻、ここに堂々の完結!
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starstarstar 3.0 2021年08月14日
イタリア→モナコ→スペイン→ポルトガル→フランス→イギリスみたいな感じ。 この旅はそもそもインドのデリーからロンドンまで乗り合いバスでいくことを目的としていたので、ロンドンの中央郵便局に行って「我到着セリ」と電報を打ったらゴール、ってことになっていた。でも中央郵便局では電報は打てないということが分かって、「我到着セズ」って電報うったところで終わった。かっこいいんだか悪いんだかよくわかんないな。 生きるってなんだろう……とかとりとめのないことを考えながらフラフラし続けるのが良いんだな。意識高く「文化を知ろう!」みたいな感じで旅してたらこんなに読みつがれる名作にはならなかった気がする。目的もなく、意欲もなく、よくわかんないけど思索にふける、、っていう等身大の姿にほっとする。
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最終巻ついにユーラシア大陸の西端に
トルコ、ギリシャをあとにし、地中海を経てイタリア、スペインへ。旅の終着点が見つからないまま、ユーラシア大陸西端のポルトガルへ。ポルトガル、リスボンといったら大航海時代の主役ともいえる場所。実は海に面していなかったとは…この巻ではそれが一番衝撃的だった気もする。 ユーラシア大陸の西の果てで大西洋を感じ、旅は終着点へ。 ラストこんな終わり方かいと突っ込みたくなりながら、そういや自分も最初からロンドン中央郵便局で電報を打つということに何も疑問を感じていなかったなと思いながら楽しく読了。
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