屍鬼(一)

新潮文庫 新潮文庫

小野 不由美

2002年2月28日

新潮社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していたー。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。

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Readeeユーザー

今読んでも新しい

starstarstarstar 4.0 2020年06月17日

5冊全部読んでも途中で読み飽きる感じがしない。大枠としてのストーリーはシンプルなのに、ディテイルがリアルだからだろうか。これだけの長編を安定して完結まで書ききったことが驚愕。

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シロ

染み入るように持っていかれる

starstarstarstarstar 5.0 2019年01月11日

ハードカバー版刊行当時に一気読みし、漫画版は未読。アニメを見てぼんやりとした記憶はある。しかし終盤のとある展開は本当に寒気がした。これこそがこの作品を金字塔へ押し上げている……が、1巻ではその片鱗もなく、じわじわと外場が形成されていく。じわじわと侵食されていく。半端に記憶している設定が恐ろしい伏線を炙り出す。 構図は在り来りなホラーかもしれない。さびれた村、怪しい転居者、続く不審死。しかしその『在り来り』を描き切るからこそ今後の地獄を鮮やかにする。

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