残穢

面白くない。途中でギブアップ。

映画と比べ中盤が冗長と感じてしまった。 しかし省略されていた「触穢」の概念や、久保さんの職場への影響、奥山怪談の全貌、そして容易に感染していく様はとにかく恐ろしい。話が際限なく膨れ上がるのもワクワクしながらゾッとして良い。　

私は実話怪談が好きじゃないのかもしれない…… 怪異に理屈つけるなよ、って思っちゃうんだよな。 あと、『実話』であることに興奮できないんだよな…三国志とかもそう。フィクションでいいから盛り上がりを作ってくれって思ってしまう 小野不由美さんが、読者からの手紙をきっかけとして、「岡谷マンション」の怪異（畳を擦るような音がする）は何が発端で起こっているのか、時代をどんどん遡って調べていく。 明治くらいまでいくんだけど、何々さんがいつ何年住んでて、と言われても覚えきれず。 あまり入り込めなかったな〜〜

穢れは伝染する。幽霊とか、殺人とか、はっきりしたものではないけれど、じわーっと来る怖さ。