丕緒の鳥 十二国記

新潮文庫 新潮文庫

小野 不由美

2013年6月26日

新潮社

737円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうかー表題作ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(67

starstarstarstar
star
4.1

読みたい

33

未読

78

読書中

16

既読

672

未指定

940

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (5)

Readeeユーザー

短編集の辛さ

starstarstar
star
3.5 2021年06月05日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0

数年ぶりの新刊。 今回はいつもの主人公たちである王や麒麟はあまり登場しない。 国管のピラミッドの中でも底辺のあたりにいる人たちの話。 それも、王がいなかったりと時代も辛い時期。 それぞれが、自分たちの役割に気づき力を尽くそうとする。 十二国記の世界の復習にもなった。 本編の新刊が出るのが待ち遠しい。

全部を表示

ぺいすけ

短編集の辛さ

starstarstar
star
3.5 2023年07月23日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年08月15日

解説より 「異世界ファンタジーの多くは、疾走する英雄たちの威風に焦点を合わせ、その言行を歌い上げる。読者の胸はスカッとする。決して自分にはできないことを、絵空事のヒーローたちがやってのけるからだ。 ところが、「十二国記」は、断固として民の視点にこだわり抜く。」 十二国記の短編集。丕緒の鳥、落照の獄、青条の蘭、風信の4編。登場人物はみんな民で、王みたいな権威もないし、一般人に過ぎないけどヒーロー、ということもない。順に、慶、柳、雁、慶のお話なのだが、どこも国が荒れていて、みんな悩みながら足掻いている。 まあ私の好みとしては陽子とか尚隆とか出てきて欲しいけどね…笑 ファンタジーの甘い部分をとっぱらっててとても現実的なストーリー。

全部を表示

tkhr_gnsk

短編集の辛さ

starstarstar
star
3.5 2020年02月15日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください