
丕緒の鳥 十二国記
新潮文庫 新潮文庫
小野 不由美
2013年6月26日
新潮社
781円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。
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starstarstarstar 4.0 2021年08月15日
解説より 「異世界ファンタジーの多くは、疾走する英雄たちの威風に焦点を合わせ、その言行を歌い上げる。読者の胸はスカッとする。決して自分にはできないことを、絵空事のヒーローたちがやってのけるからだ。 ところが、「十二国記」は、断固として民の視点にこだわり抜く。」 十二国記の短編集。丕緒の鳥、落照の獄、青条の蘭、風信の4編。登場人物はみんな民で、王みたいな権威もないし、一般人に過ぎないけどヒーロー、ということもない。順に、慶、柳、雁、慶のお話なのだが、どこも国が荒れていて、みんな悩みながら足掻いている。 まあ私の好みとしては陽子とか尚隆とか出てきて欲しいけどね…笑 ファンタジーの甘い部分をとっぱらっててとても現実的なストーリー。
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ぺいすけ
短編集の辛さ
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