
重力ピエロ
新潮文庫 新潮文庫
伊坂 幸太郎
2006年7月31日
新潮社
935円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とはー。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。
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「不思議なことにさ、人は決めつけるのが好きなんだ」
starstarstarstarstar 5.0 2022年01月12日
小説とは思えないほど、何か哲学やら思想やらが蠢いている、そんな読み物でした。
「不思議なことにさ、人は決めつけるのが好きなんだ」
春のこのセリフ。確かにそうだなあと思ってしまいました。
今、自分の生き方に大変迷っていて、伊坂幸太郎さんの本は読了後の爽快感がすごくハマるので、気晴らしにと読んでみたのですが、私にとってアドバイスになることがあるなんて思ってみませんでした。
私はどこか、自分自身に対して決めつけていたのかもしれません。
こうだから、こうだ。
そう言った、決めつけ。
泉水や春がそう言ったことを2人で乗り越える。常識で考えたら許されないと決められていることでも。
潔い、何と表現していいのか分かりませんが、私はこの兄弟にそう感じました。
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流石の伊坂幸太郎 書き出しの「春が二階から落ちてきた」から退屈する事なく読了 昼飯時間だけで読み終えた、こういう教員生活を続けていけるのか 出来れば、本を読む時間くらい十分に欲しい…
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