きのね 上
新潮文庫 新潮文庫
宮尾 登美子
1999年4月30日
新潮社
825円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
上野の口入れ屋の周旋だった。行徳の塩焚きの家に生れた光乃は、当代一の誉れ高い歌舞伎役者の大所帯へ奉公にあがった。昭和八年、実科女学校を出たての光乃、十八歳。やがて、世渡り下手の不器用者、病癒えて舞台復帰後間もない当家の長男、雪雄付きとなる。使いに行った歌舞伎座の楽屋で耳にした、幕開けを知らす拍子木の、鋭く冴えた響き。天からの合図を、光乃は聞いた…。
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ケムケム
久々の宮尾登美子を読んでいる
作品の半分を読了。 これから下巻を読む。 宮尾登美子の作品は、変わらず胸を打つ。
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