消えた警官

新潮文庫

安東 能明

2020年1月29日

新潮社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。綾瀬署に所属する、柴崎令司警務課長代理、上河内博人警部、高野朋美巡査の三人は、小幡についての捜査を始める。ひき逃げ。老女の不審死。女子高生絞殺。足と頭脳で難事件を解決しながら、三人は底知れぬ謎へと迫ってゆく。警視庁が放棄した失踪事件に果てはあるのか。あなたの胸を貫く本格警察小説。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

けっこう地味ながら文庫で新作がずっと発売されているところを見ると人気あるのかな、とも思う警察小説のシリーズ最新作。ノンキャリだけども警視庁でそれなりの要職にあった主人公がトカゲの尻尾切りで飛ばされるのだけど飛ばされた先でそれなりにがんばってます、というこのシリーズ。大きな事件、本作の場合は警察官の失踪、がもやもやっと全体を貫いていてそれと関係ないような事件を扱う短編をいくつか並べてその短編の中にもすこしづつ大きな事件の断片が散らばっていて最後に大きな事件も解決する、というのがこのシリーズの特徴。上手いのは主人公がよくある刑事ではなく警務という総務人事畑の警官とされていることで事件だけではなく警察署内の関係も描き出せるようにしてあるところ。最近ちょっと事件に関与し過ぎでは、と思わないでもないが…。特段アクションがあるわけでもなくどちらかというと足を使った地道な捜査で事件の真相に迫っていくところがリアリティも感じさせて実に良い。警察学校を舞台にしたやつなんかよりよっぽど面白いと思うのだけど。

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