天馬、翔ける(下巻)
新潮文庫
安部龍太郎
2007年8月1日
新潮社
900円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
平家に次々と勝利する義経は、後白河法皇の信任を厚くし、検非違使少尉の官職までをも得た。だが、天にまで愛されたかのようなその活躍に、鎌倉にいる兄・頼朝は人であるがゆえに嫉妬する。そして、壇ノ浦で平家が滅亡した時、朝廷に心をよせる義経と武家による政権を目指す頼朝の対立は決定的となり、兄弟相克の悲劇がはじまった。武士による天下創建の時代を描いた大河歴史絵巻。中山義秀文学賞受賞。
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