レッドアローとスターハウス

もうひとつの戦後思想史

新潮文庫

原 武史

2015年3月28日

新潮社

825円(税込)

人文・思想・社会 / 美容・暮らし・健康・料理 / 文庫

「西武の天皇」と呼ばれた堤康次郎。東京西郊で精力的に鉄道事業を展開し、沿線には百貨店やスーパー、遊園地を建設。公営団地も集まり、「西武帝国」とでもいうべき巨大な文化圏を成した。しかし堤本人の思想と逆行するように、団地は日本共産党の強力な票田となり、コミューン化した「赤い病院」さえ現れた。もうひとつの東京、もうひとつの政治空間でなにが起きていたのかー。

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