
キッチン
新潮文庫
よしもとばなな
2002年7月31日
新潮社
473円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思うー祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな”のすべてはここから始まった。
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カツ丼
-- 2020年03月16日
恋人から愛読書を借りた。 人から本を借りる時、片隅に持ち主の顔がちらつくものだ。 特に恋人であれば、尚更。 この作品の中では、どの家庭にも必ずある、ごくありふれた日常風景である"台所"を当たり前のものとしない。 日常は必ずではなく、流動的に変化していくものであると示してくれている。それは私たちの関係も同じだろう。 きっと今ある家族も日常もきっといつかは終わる。終わるけれどもきっと消えるものではないし、誰かの頭の中に残り続けるのだ。 きっと私も恋人と家庭を作り、今ある家族の形は新しい家族の形になるのだろう。悲しいことも喪失感に襲われる時もあるだろう。その時には一緒にお腹を空かせてカツ丼を食べに行きたい、そこに救いが有るだろうから。
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Readeeユーザー
(無題)
優しい本。良かった。、
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