模倣犯(一)

新潮文庫 新潮文庫

宮部 みゆき

2005年12月31日

新潮社

1,045円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかったー。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

長江貴士

書店員

宮部みゆき「模倣犯」

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0
2019年12月26日

みんなのレビュー (2)

しげる

一気読み

starstarstar
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3.8 2024年12月05日

面白く一気読みだ。続巻も読もう。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2020年10月11日

20年前の話だから、携帯電話の逆探知だとか、声紋だとか、古い場面は多い。 でも、テレビ中心からSNSやネットに場所が移っただけで、本質は今も変わらないように思った。 p.495 どちらがより迅速に、効果的に、言いたいことを言いたいように言い、それをどれだけ広く報道してもらい、社会に信じてもらえるか。今や、善悪の判断基準はそれしかない。 皆、無意識のうちに知っている。宣伝こそが善悪を決め、正邪を決め、神と悪魔を分けるのだーーと。法や道徳規範は、その外側でうろちょろするしかない。 この部分は今も変わらないなと、印象的だった。

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