いまなぜ青山二郎なのか
新潮文庫
白洲正子
1999年3月31日
新潮社
473円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「俺は日本の文化を生きているのだ」が口癖だった男。あまりにも純粋な眼で、本物を見抜いた男。永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平といった錚々たる昭和の文士たちの精神的支柱として「青山学院」と呼ばれた男。あいつだけは天才だ、と小林秀雄が嘆じた男。そして、かの白洲正子を白洲正子たらしめた男…。その伝説的な男の末弟子、韋駄天お正が見届けた、美を呑み尽した男の生と死。
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