夜明けの橋
新潮文庫
北 重人
2012年4月27日
新潮社
539円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
首都建設の槌音が響く江戸の町。名の聞こえた武辺の人でありながら、訳あって脱藩した父を持つ宗五郎は父の死後、町人となり刀の目利きで生計を立てていた。ある日、父の旧知へ刀を届ける道中、行く手を不穏な侍たちに囲まれる(「日照雨」)。日本橋建設に紛れ込んだ少年吉之助が蠢く時代の中で見たものとは(「日本橋」)。移り変わる世にあって、運命に挑む群像を捉えた連作短編集。
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