すえずえ

畠中恵さんの代表作しゃばけシリーズ第13作品目。 時は江戸、大店長崎屋の一人息子の若だんな一太郎が主人公。病弱で年中寝込んでいるはりきった病人ぷり、でも祖母が狐の大妖であるため、妖を見る力があり、兄やと呼ぶ二人は力の強い妖が人間に化けて、若だんなの世話をせっせとしております。 今回のお話は、菓子修行中の若だんなの親友栄吉に縁談が!?若だんなも栄吉さんもそんなお年になられたんですねぇ(笑)ずっとしゃばけにお付き合いしてると身内みたいな心情になります(笑) 栄吉さんはまだ修行中なので、まだ先のお話なのに、若だんなはソワソワ。自分だけ置いてかれる感が否めず。 そうこうしてるうちに、若だんなの大店長崎屋が奪われそうになる危機が!寝付いてばっかりの若だんなが店の危機に上方まで繰り出し事件解決しちゃいます。普段の若だんなだったら考えられない長旅です。一太郎の成長っぷりすごいです。 それを聞いた江戸の娘っ子たちは若だんなに縁談をわんさか持ち込み、若だんなもいいなづけを決めることに。 妖たちもそれに合わせ、店の裏に立った一軒家に住むことに。自分たちのものを持つのが初めてな妖、生活に必要なものが沢山あることに困惑しながらも、江戸の街で人に紛れきちんと暮らす暮らしに嬉しさを隠せず。いそいそ引っ越しの準備をする妖たちの姿は、もう可愛すぎて萌え萌えです。(笑)

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