朗読者
新潮文庫 新潮文庫
ベルンハルト・シュリンク
2003年6月30日
新潮社
693円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」-ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。
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toruo
(無題)
ちょっと前のベストセラーだけど...当時はミステリしか読んでなくて完全にスルーしてて今頃読みました。 15歳でふとしたことから知り合った倍くらい年上の女性と付き合った主人公。 彼女は突然失踪してしまい...という話。そして突然の再会と再度の交流を描いたお話。 こういう話をべったり書かれると辛いのですが、淡々とした筆致で書かれているところが一番良かった。ストーリーの決着の付け方にはいろいろ思うところもあるけれどベストセラーになったのも分かる素晴らしい作品でした。
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