朗読者

新潮文庫 新潮文庫

ベルンハルト・シュリンク

2003年6月30日

新潮社

693円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」-ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2025年02月03日

15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」-ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。彼女の隠していた秘密とは何か。二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。現代ドイツ文学の旗手による、世界中を感動させた大ベストセラー。

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Readeeユーザー

歳の離れた恋愛とアウシュビッツと

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4.9 2024年10月03日

第一章を読んで、青年と歳のいった女性との文学的な恋愛話かと思いきや、第二章でアウシュビッツが出て来て驚いた。恋愛云々の話ではなく、それを踏まえてのアウシュビッツに関わる戦後の話だった。 戦争のグロい話ではなく、アウシュビッツにおける少しの知識をもってして、あなてはどう捉えるか、どう考えますか?と問いているストーリーだった。 ドイツで教材になっているのもかなり頷ける。 いろんな視点で考えられるとても優れたストーリー。かつ第二章以降は、自然の描写が美しい。訳者も素晴らしいが、ドイツ作家はやはり素晴らしいものなのかも。この作者の他の作品も読みたくなった。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

ちょっと前のベストセラーだけど...当時はミステリしか読んでなくて完全にスルーしてて今頃読みました。 15歳でふとしたことから知り合った倍くらい年上の女性と付き合った主人公。 彼女は突然失踪してしまい...という話。そして突然の再会と再度の交流を描いたお話。 こういう話をべったり書かれると辛いのですが、淡々とした筆致で書かれているところが一番良かった。ストーリーの決着の付け方にはいろいろ思うところもあるけれどベストセラーになったのも分かる素晴らしい作品でした。

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紫陽花

(無題)

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3.5 2020年08月30日

ハッピーエンドや最後に含みを持たせて終わらせるような作品は多いが、これはまた違う終わり方となった。自分自身と向き合うための、ひとつの区切りのような。

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imnisme

完璧な愛の物語

starstarstarstarstar 5.0 2020年07月11日

だと思う。最初から最後まで愛とは何か考えながら同時進行で愛を丹念に紡いでいる。

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