カラマーゾフの兄弟 下

新潮文庫 新潮文庫

ドストエフスキー

2004年1月31日

新潮社

1,100円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

父親殺しの嫌疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。公判の進展をつうじて、ロシア社会の現実が明らかにされてゆくとともに、イワンの暗躍と、私生児スメルジャコフの登場によって、事件は意外な方向に発展し、緊迫のうちに結末を迎える。ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2023年07月21日

最終巻は中巻で起こった事件の裁判が中心。ミーチャとイワン、カーチャとグルーシェニカの物語。主人公だったはずのアリョーシャは影が薄くなり、それほど出番と口数が多くないスメルジャコフのインパクトはとても大きい。人物描写がとても素晴らしく、気持ちを吐露しているのにその反対の行動をとってしまう人たち。人間を理解するのはとても難しいと思わせながら、それを表現しているこの小説はとてもよかった。

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たきひろ

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年10月29日

最終巻は中巻で起こった事件の裁判が中心。ミーチャとイワン、カーチャとグルーシェニカの物語。主人公だったはずのアリョーシャは影が薄くなり、それほど出番と口数が多くないスメルジャコフのインパクトはとても大きい。人物描写がとても素晴らしく、気持ちを吐露しているのにその反対の行動をとってしまう人たち。人間を理解するのはとても難しいと思わせながら、それを表現しているこの小説はとてもよかった。

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年05月15日

第3巻は面白さのあまり、一気に読み切ってしまいました。最初は読むのが大変だから一日50ページづつ気長に読もうと思っていたのですが、中盤から読むスピードが早くなり、終盤の法廷では最高に面白くなりました。 この後に高野史緒さんのカラマーゾフの妹を読むと別の視点で物語が見えてきますから追加で読むのをおすすめします。

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