
予告された殺人の記録
新潮文庫 カー24-1 新潮文庫
ガブリエル・ガルシア=マルケス
1997年12月31日
新潮社
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか?閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民衆感情、崩壊寸前の共同体のメカニズムを複眼的に捉えつつ、モザイクの如く入り組んだ過去の重層を、哀しみと滑稽、郷愁をこめて録す、熟成の中篇。
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ケムケム
実際にあった話らしい
日本人には馴染みのない名前の登場人物が大勢出てくる。 スペイン人とイスラム系移民が共に暮らしている地域で実際に起こった事件をベースに書いたものらしい。 根底にイスラム教徒への人種差別が窺える。花嫁にとってちょうど良い人身御供だったし、使用人にとっても、普段から感じている差別感を晴らせる良い機会だった。その他の街の人間も殺人を防ぐために本気にならなかった。 特に花嫁に嫌悪を感じる。 恐るべき物語。
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