アンナ・カレーニナ 下
新潮文庫
トルストイ
2012年10月31日
新潮社
979円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
社交界も、家庭も、愛しい息子も、みずからの心の平安さえもなげうって、ヴロンスキーのもとへ走ったアンナ。しかし、嫉妬と罪の意識とに耐えられず、矜り高いアンナはついに過激な行動に打って出るが…。ひとりの女性の誠実、率直な愛が破局に向ってゆく過程をたどり、新しい宗教意識による新社会建設の理想を展開して、『戦争と平和』と両翼をなす、文豪トルストイ不滅の名作。
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たきひろ
(無題)
アンナの結末とリョーヴィンの未来が対比された結末。アンナの行動は一見身勝手に思われたがリョーヴィンのくだりまで読んでいくとそれは神の意思でありおのずとそうなる運命だったと思えてしまう。ロシア文学は完成された作品が多く、人の内面を深く掘り下げて的を得た考えが行動に反映されていてとてもよい。
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