
異邦人
新潮文庫 カー2-1 新潮文庫
カミュ
1996年5月31日
新潮社
649円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
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(無題)
-- 2023年03月17日
私はドストエフスキーより、カミュが好きと思う 読み終わった時、前に読んでた「破局」と同じく感情のない冷たいサイコパスだと思ったが解説を読んで逆転。本当は温かい人で、人間やこの世の不条理をよく理解しすぎている人なのかも。母の死も、人の死も、何に関係あるのか、私が読み取ったのは魂で考えることで、魂が入れ替わる身体でしかない、その消滅が何だと言う。 「そんなにこの世を愛してるのか」という信者の言葉、たしかに、この世を、愛している人なのかも。 死生観を考える、純文学とはまさに。 何にも動じない主人公は、人と違うと言われることを嫌がった、そして神の教えをくどくど押し付けることに情熱的に声を上げて罵る。
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たきひろ
(無題)
不思議系の主人公が過ごす、なんとなく日にちの流れるちょっとした異常な日常を切り出した小説。これも幸せのひとつの形であるとするなら、幸せとはいろいろな種類と形があるものだと考えてしまう。
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