儚い羊たちの祝宴

米澤穂信

2008年11月30日

新潮社

1,540円(税込)

小説・エッセイ

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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4.0
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2020年01月16日

みんなのレビュー (4)

ミステリー大好きっ子さん

(無題)

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2.1 2023年10月02日

綺麗な文面、言葉と相反して人間の狂気さが気持ち悪い作品でした。

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Readeeユーザー

書き方が上手い。

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3.3 2021年06月19日

久しぶりに米澤穂信のを読んだけど、やっぱり文章の書き方が上手いなぁと思った。こらからどうなるの!?っていう雰囲気の作り方は才能だなぁ…。ただ、凄く心に残る作品かと言われるとちょっと…というところでの3.3。

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まっちゃん

意外な展開

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3.8 2020年09月04日

全編、明治大正あたりの時代背景で読みにくいかとも思ったが、ストーリーの展開が以外で面白い!!玉野五十鈴の誉は、主人公の純香の境遇の変化も大きく、この先どうなるのかと読み進んだし、使用人五十鈴と純香の関係の変化にも意外性を感じた!「山荘秘聞」は、たいそう真面目に一生懸命人生を送る働き者の、意外な感覚が最後にわかる!とはいえ、人間誰しもが大なり小なり持つ感覚か?

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hutaki58love

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2017年11月15日

この短編集の中で最も最後にはあっ!?と思って冒頭から読み返したのは『玉野五十鈴の誉れ』ですね……。初めて読んだ時の、最後の一文だけでゾワゾワしたのは良い思い出です。ミステリー好きでこの短編集を読んだことのない方、このレビューをもしご覧になりましたら、お近くの書店かインターネットなどで、是非一度お手にとってみてください。

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