天使は見えないから、描かない

島本 理生

2025年1月29日

新潮社

1,870円(税込)

小説・エッセイ

許されなくてもいい。だから優しく無視して。絶望的な幸福感とモラルの間で揺れる、18歳差の叔父と姪の愛の行方はーー。弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(10

starstarstar
star
3.97

読みたい

18

未読

5

読書中

0

既読

36

未指定

39

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

バッハ

🐶 情熱的な変人

starstarstarstarstar 5.0 2025年05月24日

📝 唯一無二の愛とは「大切な人に負けることの幸福」!? 甘さを排した女性が辿り着くことができた安らぎとは。 単なるガールズトークではなく緊張感が伝わってくる。 そんな会話 関係性が心地よい。 ひと味違う女流であり才能を感じる。 ラストはなかなかに感動的であり この作品の良さを決定づける。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください