葬られた王朝
古代出雲の謎を解く
梅原猛
2010年4月30日
新潮社
2,420円(税込)
人文・思想・社会
ヤマタノオロチや因幡のシロウサギなどで知られる出雲神話、それは天皇家につながるアマテラスの系譜とは別個の、スサノオを祖としたもう一つの王家の物語である。もしこの王朝が歴史的に実在するものであったなら…『隠された十字架』『水底の歌』以来の、日本古代史を塗り替える衝撃的な論考。
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(無題)
著者の梅原猛今から40年前に書いた本の内容が、その後、荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡が発見され、間違いであることが明らかになったことから、学者としての良心に駆られて昨年、84歳の時に書き下ろしたものである。内容は出雲文化の存在が前2箇所の遺跡によって、証明されたわけだから、出雲神話、古事記を下敷きにしたフィールドワークの記録である。
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