
最愛
真保裕一
2007年1月31日
新潮社
1,650円(税込)
小説・エッセイ
小児科医の押村悟郎の携帯電話が鳴った。警視庁の刑事からだった。18年間会っていない姉が、意識不明で救急病院に搬送されたという。重傷の火傷、頭部にうけた銃創。しかもそれは、伊吹という男と婚姻届を出した翌日の出来事だった。姉のアパートで見つけた不審な預金通帳、姿を現さない新婚の夫。噛み合わない事実、逃げる男と追う男。「姉さん、あなたはいったい何をしていたんだ…」愛のかたちがここにあるー。慟哭の長編恋愛小説。
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(無題)
禁断の愛である。あ、こう書いてはいけないのだった。なぜなら、これではネタバレになるからだ。本書で著者がこのことを暴露するのは、最終章になってからだった。折角ミステリー仕立てで、長いこと読者を引っ張ってきた物語をそんな一言でオジャンにしてしまうのは失礼すぎる仕打ちだ。 ストーリーはこんな具合だ。両親を事故で亡くし、それぞれが伯父と叔母の養子になった姉と弟。長じて小児科医として働く弟のもとに、警察から音信不通だった姉が緊急病院に運ばれたと連絡が入る。姉は、頭部に銃弾が撃ち込まれ、生命が危険な状態であった。暴力団のフロント企業である金融業者の事務所にガソリンを持って乗り込んだ結果であった。さらには刑事から聞かされ姉の近況。前科のある無職の男との婚姻届けが昨日提出されていた。いったい姉は何をしようとしていたのか、彼は姉の未知の足跡を追うことにするのである。こうして、謎を解く物語が始まる。
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