ギリシア人の物語1 民主政のはじまり

塩野 七生

2015年12月18日

新潮社

3,080円(税込)

人文・思想・社会

『ローマ人の物語』以前の世界。ギリシアに誕生した民主政の実像とは何か。なぜ機能したのか。少数兵力で巨大ペルシア帝国を破った民主主義の力とは。新シリーズ全3巻、鮮烈な第一作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(6

starstarstarstar
star
4.2

読みたい

12

未読

9

読書中

4

既読

60

未指定

80

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

もういいよ、と思いつつもまたこの作者の長い話に手を出してしまった…救いは長いけどすらすら読めてしまううということで、この本もあっという間に読めてしまう。「ローマ人の物語」で"そういえばローマの前にギリシャもありましたっけ"くらいの扱いだったところが本作では詳しく。一作目のこちらはアテネとスパルタの成り立ちを簡単に、そしてペルシャ戦役を詳しく、といった感じで構成されている。 作風は相変わらずで、なんか好きなタイプの男をキャーキャー言いながら書いてそうで微笑ましい。300で有名な男らしいスパルタ王レオニダスよりも、知恵も回って政治力もある、という感じのテミストクレスのほうがタイプなんだな、ということまで丸わかりで微笑ましい。作者が大好きなカエサルもフリードリヒ二世も軍事能力だけの男ではないから筋が通ってもいるし(笑) それにしても続きが待ち遠しい…。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください