
最澄(3)
栗田勇
1998年8月30日
新潮社
3,300円(税込)
小説・エッセイ
入唐求法を果した最澄の天台宗は南都仏教の圧力に屈せず、朝廷から公認され、後世の日本仏教の源流として、広く都の人々の心をとらえ発展していく。桓武帝の崩後、朝廷の勢力は二分、策謀が渦巻く。しかし、最澄はひたすら天台法華の正統を貫き、永劫の法灯を守るため、経典の書写・蒐集、大乗戒の確立、得度僧の資格認定にも心をくだき、密教経典の写経では、度々空海に懇請する。ともに国家鎮護の祈願を掲げ、朝廷から篤く信仰されながら、天台法華と真言密教は両立し得るのか?友誼か訣別か?数多の書簡や膨大な文献を読み解きながら、二大宗教的巨星の心理的葛藤を詳細に検証して描く記念碑的伝記大作の静かなる終章。
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