正欲

朝井 リョウ

2021年3月26日

新潮社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

生き延びるために、手を組みませんか。読む前の自分には戻れない。作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

マジョリティであること。そこにしがみつくためにマイノリティは、自分よりももっとせまいマイノリティを刺し続ける

2
2021年03月26日

みんなのレビュー (31)

Daisuke

認識が抉られる感覚

starstarstarstar 4.0 2022年01月01日

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HONAMI

(無題)

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3.8 2025年01月27日

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年01月16日

多様性ってなんなのか。当たり前ってなんなのか。 そんなものを考えさせられる内容だった。 自分の想像のできないことを考えたり感じたりする人間がこの世の中にはいて、それを表に出しても理解されることもなく上手く生きていこうとしている人たちもいるのかなと思った。 特に今は、多様性とかマジョリティ、マイノリティ、LGBTQなどと話題にはなっているもののそれをどこまで受け入れられているのか。果たして、受け入れられるものなのか。 そんなことを突きつけられる一冊だった。

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opan

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2021年05月02日

今年1番印象に残った本だと今言いきってもいい気がする。多様性の批判。自分がいかに多数派で幸せに生きていたかわかる。

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Readeeユーザー

自分が正しいと思えたし、正しくないと思った

starstarstarstarstar 5.0 2026年02月18日

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Ito

多様性の捉えなおし

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4.8 2025年12月27日

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カルーアミルク選帝侯💙💛

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2025年10月26日

凄まじいなぁ… まず各々の主観と内面に合わせた地の文が凄かった。赤ん坊に対する露悪的過ぎて吹き出した表現とかも、各主人公のものの見方が前面に出ててよかった。各章の繋ぎ方も良かった。 さて内容についてだけれど、繋がりを求めているのに受け取り方が違うから食い違ってすれ違っていくのが、最後まで分かり合えないのが綺麗事ではなく良かったかな。うん凄い読書体験だ。

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Readeeユーザー

(無題)

2025年08月25日

生き延びるために、手を組みませんか。読む前の自分には戻れない。作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。

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Readeeユーザー

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3.6 2025年06月30日

あとがきがきれいにまとまってて好き 何が主張なんだろうと思っていたけどあとがきでなんかすっきりした 一気に読もう、と思っていたからか気づかず読み進めていた部分が多く他の人と読後感違うかも

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Readeeユーザー

(無題)

2025年06月07日

朝井リョウさんの最新刊は、作家生活10周年記念作品[黒版]として書き下ろされた『正欲』です。昨年10月発売の作家生活10周年記念作品『スター』[白版]に対する[黒版]は、「読み心地に合わせて」の呼び名だそうで、朝井リョウさんの人や世の中のグレーゾーンをえぐり出すような書き心地が大好物の私としては、待ってましたと手に取りました。 全ての人間の中にある自身を疼かせる欲望を、また、人々がそれぞれに抱える「思考の根、哲学の根、人間関係の根、世界の見つめ方の根」を問いただされるような作品でした。 性欲ではなく正欲……。いわゆる万人から肯定される「性欲」とは違った、○○フェチ的な「性欲」を持っているために、「はじめから何も与えられず、何を手に入れられるかや何を失うかで思い悩まなくてもいい状態に、すっかり慣れてしまった」マイノリティの彼らの物語です。「自分はまとも側にいると信じている」マジョリティ側から排除され続ける彼らが、自分自身や現状を受け入れて、「生きていくこと自体には絶望せずに」とやっと踏み出そうとした矢先に降りかかる残酷な現実には読者としても心の行き場を失いました……。 繋がりの中でしか生きていけない人間に、希望を見、救いを与えながらも、間違いなく存在し続ける簡単ではない現実を突きつけてくるのはまさに朝井リョウさんならでは! でした。結果的に物語のキーマン(ある意味一番の「善人面をした悪魔」)とも言える【古波瀬】が語り手として全く登場しないのにも、さらにおどろおどろしさを感じました。 また、冒頭部分に置かれたネットニュース記事を読んだ時の印象が、本作の読後には全く別ものとなり、そこに仕掛けられていた多数派の容赦ない断罪の視線を受け止めている自分に思い至ったとき、私が初めに抱いていた印象こそが多数派の感覚だったのだなと、朝井さんに足下から揺り動かされたような感覚となりました。

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Readeeユーザー

(無題)

2025年05月23日

朝井リョウさんの最新刊は、作家生活10周年記念作品[黒版]として書き下ろされた『正欲』です。昨年10月発売の作家生活10周年記念作品『スター』[白版]に対する[黒版]は、「読み心地に合わせて」の呼び名だそうで、朝井リョウさんの人や世の中のグレーゾーンをえぐり出すような書き心地が大好物の私としては、待ってましたと手に取りました。 全ての人間の中にある自身を疼かせる欲望を、また、人々がそれぞれに抱える「思考の根、哲学の根、人間関係の根、世界の見つめ方の根」を問いただされるような作品でした。 性欲ではなく正欲……。いわゆる万人から肯定される「性欲」とは違った、○○フェチ的な「性欲」を持っているために、「はじめから何も与えられず、何を手に入れられるかや何を失うかで思い悩まなくてもいい状態に、すっかり慣れてしまった」マイノリティの彼らの物語です。「自分はまとも側にいると信じている」マジョリティ側から排除され続ける彼らが、自分自身や現状を受け入れて、「生きていくこと自体には絶望せずに」とやっと踏み出そうとした矢先に降りかかる残酷な現実には読者としても心の行き場を失いました……。 繋がりの中でしか生きていけない人間に、希望を見、救いを与えながらも、間違いなく存在し続ける簡単ではない現実を突きつけてくるのはまさに朝井リョウさんならでは! でした。結果的に物語のキーマン(ある意味一番の「善人面をした悪魔」)とも言える【古波瀬】が語り手として全く登場しないのにも、さらにおどろおどろしさを感じました。 また、冒頭部分に置かれたネットニュース記事を読んだ時の印象が、本作の読後には全く別ものとなり、そこに仕掛けられていた多数派の容赦ない断罪の視線を受け止めている自分に思い至ったとき、私が初めに抱いていた印象こそが多数派の感覚だったのだなと、朝井さんに足下から揺り動かされたような感覚となりました。

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MAOW

(無題)

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3.5 2025年01月28日

例えば今「容姿を馬鹿にする漫才」は批判されている。 「いい年こいてプリキュア見に行く顔」はタブーらしい。 漫才で「水道の蛇口の形に興奮する」ネタがあれば、みんな安心して笑えるのだろうか。 「自分は普通ではない」と悩みながらも、「水道の蛇口の形に興奮する」人は確かに居るかもしれないのに。 その人のことは慮ることなく、笑って良いのだろうか。 朝井リョウの小説は思想が強い。筆者の代弁じみているところがある。 哲学じみているのだ。今回の話は、特にその毛色が強く出ている。 「LGBTは選択肢が少ない」というが、その「選択肢の無さ」が羨ましいこともある。 「自分は(LGBT観点でいえば)正常なのに、正常な選択肢を選び取れない」のは、 「少数派であること」以上に苦しいのではないか。 「上手く生きられない」の上の句に 「少数派だから」がくるほうが苦しいのか、 「みんなと同じはずなのに」がくるほうが苦しいのか。 「私はみんなとは違うから」と言い訳が出来れば、どんなに楽だろうか。

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ドラプン

(無題)

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3.5 2024年08月07日

物語の構成としてオチが最初からわかるので 驚きは少ないが登場人物の心理描写や内面の葛藤の描きがよくてわからやすい すっきりすると言うよりか考えられるような終わり方 一人歩きして都合のいい解釈をされている現代の風潮を風刺しそこに当てはまらないさらにマイノリティの人物を描くのは考えてもない視点であり葛藤や世の中の不都合さが刺さる

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ジロー

マイノリティへの深い理解

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3.7 2024年06月02日

ネットで知り合った本好きの方の紹介で読んでみた。 今の時代のテーマとも言える「多様性」について、マイノリティへの理解は進んでいるように見えるが、それはLGBTQのような比較的認知されやすいものに限られており、そもそもの性的対象が人ですらない真のマイノリティへの理解は依然として進んでいないという問題が提起されている。 自分自身、性的嗜好は生まれもったもので、LGBTQの人達に同情的だと自認していたが、あくまでも性的対象が「人」である事が前提であり、それ以外のマイノリティは存在すら認知していなかった。 また、先述した「LGBTQへ同情的」というのも、理解があるようでいて、結局自分がマジョリティである事への安心、安心できる場所からの偽善的な感情でもあるように感じた。 ただ、こうした問題提起をきっかけに、真のマイノリティの存在を認知し、いざそういう時に心の準備ができる人もいるようにも思う。 一昔前は「気合いが足りない」と言われていた鬱病や、「ミスが多い」と断罪されていたADHDが、現在ではある程度認知や理解が進んでいるように、真のマイノリティについてもこれから理解が進んでいくのではないだろうか。 そういう意味では希望も感じた。

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とーちゃんの記憶装置

コンフィデンス

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2.7 2024年05月04日

私は多様性を否定する気はありませんが、押し付けるつもりはありません。時代と共に何事も変化することが常で、その流れに乗ることは当たり前の事だと思っています。どうも人任せなように感じますが、そうではなく主体的に時代の波に乗って行きたいです。登場人物の検事、学生、独身男性・女性、各人物の密度がいい感じだなって思いました。マイノリティ(少数)とかマジョリティ(多数)とかでなくて、コンフィデンス(自信)を大切にしたいです。 多様性を称賛し、秩序を整えることで満足感を得るが、それは都合の良い幻想に過ぎない。検事の息子が不登校になり、女子大生が初めての恋に気付き、契約社員が秘密を抱える。彼らの人生は一つの事故死をきっかけに絡み合い始めるが、この結びつきは「多様性を尊重する時代」にとって都合の悪いものであった。読者はこの情熱的な長編小説を読むことで、一度読んだ後に元の自分に戻ることはできない。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2024年01月24日

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Readeeユーザー

(無題)

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3.2 2023年12月27日

終着点が初めから分かっている話なので、 次どうなるのか?!という ワクワク感は少ないけれど、 登場人物たち(世にいう異常性癖の人)の 気持ちや考えにフォーカスされた作品。

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onochin

結構面白かった

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4.1 2023年12月19日

様々なフェチの物語。解ってもらえないという悲しみを背負って生きてる人々。でも、そんなに辛い事なのかなぁ?密かな愉しみを抱いてる側面もあるのでは?

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Readeeユーザー

途中

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3.9 2023年11月14日

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MAOW☪︎⋆

(無題)

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3.5 2023年09月26日

例えば今「容姿を馬鹿にする漫才」は批判されている。 「いい年こいてプリキュア見に行く顔」はタブーらしい。 漫才で「水道の蛇口の形に興奮する」ネタがあれば、みんな安心して笑えるのだろうか。 「自分は普通ではない」と悩みながらも、「水道の蛇口の形に興奮する」人は確かに居るかもしれないのに。 その人のことは慮ることなく、笑って良いのだろうか。 朝井リョウの小説は思想が強い。筆者の代弁じみているところがある。 哲学じみているのだ。今回の話は、特にその毛色が強く出ている。 「LGBTは選択肢が少ない」というが、その「選択肢の無さ」が羨ましいこともある。 「自分は(LGBT観点でいえば)正常なのに、正常な選択肢を選び取れない」のは、 「少数派であること」以上に苦しいのではないか。 「上手く生きられない」の上の句に 「少数派だから」がくるほうが苦しいのか、 「みんなと同じはずなのに」がくるほうが苦しいのか。 「私はみんなとは違うから」と言い訳が出来れば、どんなに楽だろうか。

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歌菜

正しさの定義

starstarstarstarstar 5.0 2023年08月31日

“多様性”が何かと取り上げられる世の中に、何か重い問いかけを真正面から投げつけたようなお話。「正しい」が何なのか、善悪の考え方は、立場によって簡単に変わってしまう。作者はこの作品で何か答えを提示したいのではなく、こちら側にもっと考えることを促したいのかもなと思った。

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Tetsuhirokawano

映画化決定したのかな?

starstarstarstarstar 5.0 2023年08月17日

やりきれない思い

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azukikaferate

そんなん知ってるよ

starstarstar 3.0 2023年02月24日

けど、かなり少数で特殊な癖を持ってる人たちのこと知っておいた方がいいかも。刑罰与えても意味が無いことも。

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しん

(無題)

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3.5 2022年12月31日

人間の多様性、結局マジョリティがマイノリティを認めてあげるという図式であり理解を超えるものは全力で排除する。決して認めない。色々と考えさせられる小説だが答えが出ることはないだろう。それほど難しい問題だ。

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George

百人百様

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4.4 2022年12月19日

本をエンタメでなく、真剣に考えるツールにしてくれた本。一般的にということがあるということは、一般的で無いことがある。それが悪いわけではないけれど、世間では受け入れられない。何も悪くないのに。 例えば今のウクライナ。 一方的にウクライナ側だけの報道でロシアが悪者になっているが、逆にロシア側から物を見ようとしている者がどれだけいるだろうか?マスコミは皆無と言っていいだろう。だから軽率な発言はできないのだ。だって真実はわからない、自分がこれまで蓄積してきた常識でしか判断できないのだから。

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Readeeユーザー

多様性

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3.5 2022年07月31日

って言ってても、多様性では無く、固定概念と囚われた、「多様性」。理解出来るなんておこがましい

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Readeeユーザー

多様性

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3.4 2022年07月06日

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Readeeユーザー

趣味に合いません、

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0.5 2022年05月22日

Readeeユーザー

百人百様

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4.4 2022年04月16日

本をエンタメでなく、真剣に考えるツールにしてくれた本。一般的にということがあるということは、一般的で無いことがある。それが悪いわけではないけれど、世間では受け入れられない。何も悪くないのに。 例えば今のウクライナ。 一方的にウクライナ側だけの報道でロシアが悪者になっているが、逆にロシア側から物を見ようとしている者がどれだけいるだろうか?マスコミは皆無と言っていいだろう。だから軽率な発言はできないのだ。だって真実はわからない、自分がこれまで蓄積してきた常識でしか判断できないのだから。

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Readeeユーザー

多様性

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3.5 2021年10月03日

って言ってても、多様性では無く、固定概念と囚われた、「多様性」。理解出来るなんておこがましい

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Readeeユーザー

「マイノリティ」や「多様性」に鋭く切り込む作品

starstarstarstarstar 5.0 2021年04月17日

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