小林秀雄とその戦争の時

『ドストエフスキイの文学』の空白

山城 むつみ

2014年7月31日

新潮社

2,530円(税込)

人文・思想・社会

自ら従軍記者を志願してまで、あの「戦争の時」に深く食い入り、かつて、ドストエフスキーが触知せざるを得なかった「時代」への苦悶に、まざまざと感応した小林秀雄ー。中原中也、保田與重郎、武田泰淳、等々の周到な「補助線」を引きながら、文学の徒として「書く」ことの切実な「実存」を精緻に析出させてゆく長編論考。

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