騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編

村上 春樹

2017年2月24日

新潮社

1,980円(税込)

小説・エッセイ

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(101

starstarstar
star
3.73

読みたい

19

未読

39

読書中

8

既読

384

未指定

350

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

--
0
2020年01月16日

みんなのレビュー (1)

あおたん

ハルキワールド

starstarstar
star
3.2 2020年02月27日

読了。う〜ん春樹ワールドですね。今回は他の作品より若干抑えめな感じがしたけど。 イデアやメタファーといった小難しいカタカナ単語や歴史の話が出てきたり、お酒や車や音楽についてやけに詳しい記述があったり、知識の深さ(または調査能力)がすごいなと感じつつ、春樹の不思議な世界観に身を委ねてぼんやり読み進めていくといった感じです。 いつも思うことだけど、あれこれと考えずにただただ読み進めて世界観を味わうのがいいんじゃないのかなって思います。考察して、いろんな意味を見出すのもいいけど。 言っていることが掴めたような掴めていないような、そんな感覚と後味があります。いつも。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください