緋の城
木崎さと子
2002年2月25日
新潮社
1,540円(税込)
小説・エッセイ
夫の赴任先のパリで借り受けた緋色の部屋には、縫い針が散乱し、死んだはずの持ち主の女を訪ねて、他人が入り込んでくる。このアパルトマンは怖い-。恐怖を覚えた私はかつての見合い相手に会い、暮らしに慣れていくが、その彼もまた、母親に心を壊された過去を語りはじめる。そして私の最愛の息子もまた…。母と子の悲劇が轟く長編小説。
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