日本海軍400時間の証言

軍令部・参謀たちが語った敗戦

日本放送協会

2011年7月31日

新潮社

1,870円(税込)

人文・思想・社会

太平洋戦争の本当の“戦犯”は誰なのか?彼らは何のために戦争を始めたのか?「伝えられている歴史があまりにも事実と違う」-戦後、日本海軍中枢のエリート、約40人が密かに集まり、語り合っていた内容が400時間分ものテープに残されていた。その告白をもとに、遺族、関係者への徹底した取材を行い、明らかになった驚愕の昭和秘史。

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(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2020年10月25日

「やましき沈黙」 扇一登元大佐 これではいかんと思いながら、やめることができずについに戦争を始めてしまう、海軍のそういう問題 P.211 海軍が開戦に反対したら、陸軍との予算獲得競争や物資の争奪に遅れをとる可能性を危惧し、開戦に異議を唱えなかった。省益のために開戦に突き進まざるを得なかったとの告白 豊田元大佐の東京裁判に対する思い 東京裁判を終えた日本弁護団が異口同音に、陸軍は暴力犯、海軍は知能犯、いずれも陸海軍あるを知って国あるを忘れていた。敗戦の責任は五分五分であると、けだし言い得て妙、あり得べき至言ではあるまいかと、東京裁判は日本人の魂を奪い去り、いわゆる敗戦ボケとなったため、占領政策は日本の歴史に断層を生じ、戦後ひたすら物の面にのみ走った結果、東京裁判の判決は知らず知らずの間に日本の昭和史として定着しつつあるかに見える。今一度日本自らの手によって昭和の正しい歴史を見いだし、断層を埋めたうえ、日本の将来のあるべき姿、進むべき道を自らの手によって発見する事が必至と考えられる。(第92回反省会)

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Readeeユーザー

5点 ◎「読書日誌ー0」

starstarstarstarstar 5.0 2020年09月05日

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2019年05月24日

「やましき沈黙」 扇一登元大佐 これではいかんと思いながら、やめることができずについに戦争を始めてしまう、海軍のそういう問題 P.211 海軍が開戦に反対したら、陸軍との予算獲得競争や物資の争奪に遅れをとる可能性を危惧し、開戦に異議を唱えなかった。省益のために開戦に突き進まざるを得なかったとの告白 豊田元大佐の東京裁判に対する思い 東京裁判を終えた日本弁護団が異口同音に、陸軍は暴力犯、海軍は知能犯、いずれも陸海軍あるを知って国あるを忘れていた。敗戦の責任は五分五分であると、けだし言い得て妙、あり得べき至言ではあるまいかと、東京裁判は日本人の魂を奪い去り、いわゆる敗戦ボケとなったため、占領政策は日本の歴史に断層を生じ、戦後ひたすら物の面にのみ走った結果、東京裁判の判決は知らず知らずの間に日本の昭和史として定着しつつあるかに見える。今一度日本自らの手によって昭和の正しい歴史を見いだし、断層を埋めたうえ、日本の将来のあるべき姿、進むべき道を自らの手によって発見する事が必至と考えられる。(第92回反省会)

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