阿修羅ガール
舞城王太郎
2003年1月30日
新潮社
1,540円(税込)
小説・エッセイ
恋するアイコがガーリッシュに悩んでる間も世界は大混乱!殺人鬼はグルグルだし子供は街で大爆発!魔界天界巻き込んで、怒涛の傑作、今ここに降臨。
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もこりゅう
恋愛と脳内を中心としたカオスな社会の物語
「煙か土かくいもの」のときの疾走感はそのままに、日本人アメリカの救急救命医から女子高生へ。ほんとに妹の口調そのままでよんでて時折笑い、時折ムカムカする。文体だけで。話はというと、主人公の恋愛と脳内を中心としたカオスな社会の物語。もう伏線も何もあったもんじゃない。伏線は張りっぱなしでほったらかし。もう読者は置いてけぼりです。この人の書く小説は好きか嫌いかの2パターンにわかれると思います。私は好き。ただ、やっぱりある程度、伏線は消化していただかないと、解決してないことだらけで読了感がないっす。んで、これ三島由紀夫賞受賞作品だそうです。三島由紀夫賞、どんな作品にわたしてんねん、とおもったら選考委員に筒井康隆が。なーる。
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